Debugging Tools for Windows 6.12

2010年2月26日公開の Debugging Tools for Windows のバージョン 6.12 からは、 Debugging Tools for Windows は単体のパッケージでの配布は行われなくなりました。

その代わり、Windows Driver Kit (ウィンドウズ・ドライバー・キット, WDK) に同梱してのみの配布となりました。

そのため Debugging Tools for Windows を入手するには、はじめに WDK を入手する必要があります。

WDK については、Microsoft のダウンロードセンターから最新版をダウンロードしてください。現在の最新版は Windows Driver Kit Version 7.1.0 です。

WDK の ISO イメージをダウンロードしたら、CD に焼くなり、Daemon Tools などでマウントするなりします。

WDK の Debuggers ディレクトリの中に、Debugging Tools for Windows のインストールパッケージがありますので、それを実行します。 実行する msi パッケージはそのファイル名の通りで、32bit は dbg_x86.msi、x64 は dbg_amd64.msi、IA64 は dbg_ia64.msi です。

ADPlus.exe

今回の変更点で一番目を引くのは、ADPlus の変更でしょうか。今までは長らく VBScript で提供されてきましたが、 今回は .NET Framework 2.0 を必要とする exe となりました。

デバッガとして使うツールが .NET Framework に依存するというのは、あまり良いことには思えませんが、ADPlusManager というのも加わり、 分散環境によいような機能が追加されたのことです。

以前のままのツールを使いたい人には、以前のツールは adplus_old.vbs として残されていますので、 それを利用しても良いと思います。(拡張子も違うし、わざわざ _old なんてつけなくてもいいのにね・・・)

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