ネットワークが増えたらどうするか?

前回、(2)の30番が(1)の150番に接続したいときに、どうやって(2)から30番まで到達するのか説明しました。

次のようなルールを設定することによって、到達するのでしたね。

ルール
(1) 同じネットワーク上の機器は直接接続する。
(2) 他のネットワークの機器に接続したいときは、 『両方のネットワークにまたがる機器』に接続して、自分の代わりに接続してもらう

ネットワーク(1)がインターネットに接続している場合

さて、今回はもう一歩だけ発展して、ネットワークが増えたときにどうしたらいいか考えましょう

今回考えるネットワークは次のようなネットワークです。

ネットワーク(1)がインターネットと接続していますね。

この場合、先ほどのルール (2) 「他のネットワークの機器に接続したいときは、『両方のネットワークにまたがる機器』に接続して、自分の代わりに接続してもらう」 というだけでは、条件が足りません。

なぜなら、ネットワーク(1)は、ネットワーク(2)とインターネットの間二つに『両方のネットワークにまたがる機器』があるからです。 これでは、どちらの『機器』に接続してよいかわかりません。

そこでどうするかというと、ルールを増やせばよいのです。

ネットワーク(2)に属する PC のルールは以前と同じで OK です。ネットワーク(1)に属する PC のルールを変えましょう。

ルール ~ ネットワーク(1)の PC
(1) 同じネットワーク上の機器は直接接続する。
(2) ネットワーク (2) の機器に接続したいときは、(1) の2番に接続して、自分の代わりに接続してもらう。
(3) 「その他のネットワーク」の機器に接続したいとき (=インターネット上のコンピュータに接続したいとき) は、(1) の1番に接続して、自分の代わりに接続してもらう。

上記のようにルールを書き換えることによって、好きなネットワークと接続できるようになります。

「その他のネットワーク」 に接続するときの出口となる場所を、「デフォルト・ゲートウェイ」といいます。

番号じゃわかりにくい!

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