エンジニアとしての新年の抱負の考え方

今年も通常業務が始まりましたね。

ちょっと遅くなりましたが、みなさん、明けましておめでとうございます。

このブログを読んでいる方は、僕と同業者の方が多いと思いますが、今年はどんな風に一年を過ごすか、決めましたか?

年初めのエントリ、ということで、抱負を考える時に僕が考えていることを書きたいと思います。

特に何か方向性が定まっていなかった、考えたことも無かった、という方はお読みいただいたら何かの参考になるかもです。

「一年の計は元旦にあり」 なんていいますが、やはり新年の抱負を考えることは大事です。

特に、抱負を考えることによって、自分の進むべき方向性を見直すことが大切だと思ってます。なぜかというと、自分で積極的に方向性を決めていかないと、どこへ流されていくか見当がつかないからです。他人から与えられた仕事の成り行きに任せてばかりいては、ふらりふらりと自分のキャリアがずれて行きがちです。

「去年はこんな仕事をしたから、これこれが得意になった」 という風に、いくつか確かにできるようになったことはあると思います。もちろん、いろいろできるようになることはいいことですが、そればかりではダメだ、ということです。

こっちをちょっとやって、あっちをちょっとやって・・・、とやってると、「これができます」 と自信を持っていえるようなものがいつまでたってもできない、なんてことになりかねません。

自分から積極的に、キャリアに筋を通していくことが大切です。

そうしないと、それぞれのテクノロジのキャリアが1、2年ずつ・・・、あれ?ひとつひとつは新卒君とあんまり変わらないね、なんてことになってしまいます。

どんな道でも本物になるためには、たかだか数年程度の努力ではダメだと思います。

僕は米国マイクロソフト本社でかなりの熟練の技をみてきましたが、どれも数年でモノになるようなハンパなものではありませんでした。

※日本ではちょくちょく、「プログラミングなんてペーペーのやることだ」 なんて軽々しくいう人を見かけますが、それはまったくの間違いです。インスタントラーメンしか食べたことが無い人が、全てのラーメンは3分で出来上がる、といっているようなもので馬鹿げた話です。

仕事で与えられるものは普通は自分では決められません。受身になって、あれこれと手を出すだけになって、つまみ食いでおわらないように、自分からキャリアに筋を通すことが大切なわけです。

仕事であれをやって、これをやって、と、いろいろやらないといけないので大変ですが、自分で継続的にやり続けるものを作るのです。

ちなみに、僕は 「Web の開発」 を継続的にやり続けています。

キャリアの最初から  「Web 開発でいこう」 と決めてきましたが、10年以上ひとつのことをやり続けることで、かなり多くのことに配慮できるようになって来ていることが実感できます。例えば、昔はプログラミング一辺倒でしたが、最近はユーザーの動向や SEO 等にも配慮しつつサイトを構成できるようになってきていると思います。もちろん、まだまだ勉強を続けていきますけどね。

ということで、「自分はこれで行くぞ」 と、心に決めたものを作ることをおすすめします。

と、新年早々好き勝手ずらずら書きましたが、以上です。
みなさん、今年もどうぞよろしくお願いします!