7つの習慣―成功には原則があった!。
「こんなタイトルの本、なんかうさんくさい」
「何々する方法、みたいなテクニック集みたいなものだろう。」
そんな風に見えませんか?
しかし、この本の伝えていることは、テクニックや付け焼刃的なものではありません。
物事に対する姿勢・態度を改めることによって、本質的に人生を実りのあるものにするための原則です。
実は私も最初は、なんだかうさんくさいと感じました。
食わず嫌いでした。
ですが、ちょっと読んでみると・・・
私は神の啓示を受けたかのように驚き、感化されました。
それはなぜか。
自分がこれまで考えたり、本を読んで「これが正しい」と信じてきたことが、より理解しやすい形で表現され整理され、
さらに、そしてそれを体得するための方法がまとめられていたからです。
「私的成功 (Private Victory)」があってはじめて「公的な成功 (Public Victory)」がきます。
何より先に自分が自律し、自立しなくては、人の関係はおかしくなります。
「私的成功 (Private Victory)」は次の三つの習慣として整理されています。私なりの解釈、理解を簡単にコメントしますとこうなります。
(私の解釈は間違っているかもしれないので、そこは勘弁してください(笑)ぜひ書籍をお読みください)
- 第一の習慣:主体性を発揮する (Be Proactive)
すべての物事に対する反応、解釈は自分次第であることを理解する
- 第二の習慣:目的を持って始める (Begin with the End in Mind)
正しい方向に向かうよう自分の価値観をはっきり自覚し、そこに間違いなく進む
- 第三の習慣:重要事項を優先する(Put First Things First)
重要事項に長期的に取り組む
「公的成功(Public Victory)」はさらに次の三つの習慣となります。
- 第四の習慣:WinWin を考える (Think Win/Win)
相手のことを考える
- 第五の習慣:理解してから理解される (Seek First to Understand, Then to be Understood)
理解されるためには自分が相手を理解することが大切
- 第六の習慣:相乗効果を発揮する(Synergize)
お互いがプラスになる相乗効果を求め第三の案まで考える
そして最後に、
- 第七の習慣:刃を研ぐ (Sharpen the Saw)
と続きます。
第7の習慣「刃を研ぐ」について、冒頭のエピソードを引用します。
森の中で木を倒そうと、一生懸命ノコギリをひいているきこりに出会ったとしよう。
「何をしているんですか」とあなたは訊く。
すると、「見ればわかるだろう」と無愛想な返事が返ってくる。「この木を倒そうとしているんだ」
「すごく疲れているようですが・・・。いつからやっているんですか」とあなたは大声で尋ねる。
「かれこれもう五時間だ。くたくたさ。大変な作業だよ。」
「それじゃ、少し休んで、ついでにそのノコギリの刃を研いだらどうですか。そうすれば仕事がもっと早く片付くと思いますけど」とあなたはアドバイスをする。
「刃を研いでいる暇なんて無いさ。切るだけで精一杯だ」と強く言い返す。
「7つの習慣」より引用
この「きこり」のような人が、どれだけ多いことか。
刃を研いでから物事に取り掛かればよいのに、刃を研がない人がどれだけ多いことか。
7つの習慣を読んでから私は、あらゆる場面で、
私は普段からちゃんと刃を研いでいるだろうか?
目先のものに忙殺されて、目標を見失っていないだろうか?
と考えるようになりました。
私はバイブル的に読み返しています。英語の原著も読みました。
この本は、世界中で評判であるのはうなずける一冊です。
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