クラウド・ストレージ (Amazon S3, Windows Azure Blob Storage, ...) を超簡単に利用するためのクライアント集
Amazon S3 (アマゾン Simple Storage Service (S3)) はストレージ分野のクラウドソリューションとして古くからあり人気もあります。Amazon CloudFront (クラウドフロント) という CDN サービスと共に利用できるようになりますます存在価値が高くなっています。(ちなみに Windows Azure でも Azure Blob Storage サービスはありますが、CDN サービスはまだ CTP レベルです (2/8/2010))
ここではクラウド・ストレージサービスを簡単に利用するためのクライアントを集めました。 歴史的な理由から S3 中心になりますが、中には Gladinet のように Windows Azure や SkyDrive、Google Docs と共に利用できるソフトウェアもあります。
順位 | ソフトウェア/解説 |
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1位 | Gladinet |
Gladinet を利用すると、S3 ストレージを Windows のシェルに統合して、ドライブをマウントして利用できます。例えば、コマンドラインで S3 ドライブに移動して、そこで C のコードをコンパイルして、生成された中間ファイルや EXE などが S3 ストレージに自動的にのってしまったりします。ローカルディスクと区別する必要がなくなりとても使いやすいです。
スターターエディションは機能制限付きですが無料で利用可能。プロフェッショナル版は $59.99 (セール価格 $39.99. 2/8/2010) で利用可能です。 |
2位 | S3Fox Organizer |
Firefox のプラグインとして利用可能な S3 クライアントです。 典型的な FTP クライアントと同様に、左側にローカルファイル、
右側に S3 ストレージが表示され、ファイルのドラッグアンドドロップによって S3 ストレージにファイルを転送可能です。
ACL の編集も可能です。 AWS インポート/エクスポートにも対応しています。 CloudFront のファイルディストリビューションも管理可能です。 フリーで利用可能ですが、これひとつで S3 ストレージへの格納と ACL の編集、CloudFront での配布設定も可能なので、 他のソフトウェアは必要に応じて追加で使えばよいでしょう。 S3Fox Organizer を利用したクラウドフロントの利用方法 » |
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3位 | Amazon S3 plugin for WordPress |
WordPress のプラグインとして実装されています。 このため WordPress でブログを書く際に、画像を S3 ストレージから選択する、あるいは画像を挿入する時に同時に S3 にもアップロードするなどを行う時に便利です。 難点を挙げれば、現時点ではクラウドフロントの配布 URL を取得できないようです。 |
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4位 | S3 Browser for Windows Live Writer |
CodePlex からダウンロードできる、Windows Live Writer の S3 プラグインです。 Windows Live Writer を利用している方には役に立つでしょう。 しかし、UI の問題としてはバケツがディレクトリ的に区別されておらず、見難いのが難点です。 |
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5位 | S3 Browser |
シンプルな UI で使いやすい S3 ブラウザ。 複数アカウント管理、ACL 設定、ドラッグアンドドロップ、 大域幅スロットリングなどを備えています。 個人利用はフリー。商用のデスクトップ版は $29.95。 |
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6位 | Bucket Explorer |
Windows 版の他、Mac、Linux も揃っています。バージョニングやゴミ箱機能を実装しているため、うっかりファイルを削除する心配を減らすことが出来ます。 1ライセンス、$49.95 |
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7位 | CrossFTP |
典型的な FTP クライアントなのですが、S3 ストレージにも FTP へアクセスするのと同じように接続可能です。 サイトマネージャにて、プロトコルを S3 を選ぶことによって S3 へ接続することが可能です。 $25.30日間の評価期間あり。 |
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8位 | CloudBerry S3 Explorer |
こちらも典型的な2ペイン方式のウィンドウを持つファイルブラウザです。 フォルダの同期機能、新しい PowerShell コマンド等が実装されています。 |