アクセスログの採取方法
ログの採取
Web サイトを公開したら、どのくらいのユーザーがサイトに訪れているか把握しましょう。 サイトに訪れている数だけではなく、サイト(サーバー)管理者の立場でいえば、サイト内でエラーが発生していないかなど、 チェックすることはとても重要です。
IIS にはアクセスログを記録する機能があり、アクセスログを簡単に収集することが可能です。 ログを収集する設定は次の通りです。(既定の設定でログは収集するように設定されています)
- IIS マネージャを開き、ログ収集 をダブルクリック
- ログ収集の設定が表示されます。
通常はこの設定を受け入れるので良いと思います。
W3C 形式ではログを記録するフィールドが選択できます。フィールドの選択 をクリックすると、 記録するフィールドの選択ダイアログが表示されます。
ログが膨大になり余程困るというのでなければ、全てのフィールドを記録しておいたほうが、 トラブルシューティングには役に立ちます。
- 右上の 適用 をクリックすると設定が有効になります。
デフォルトの設定の通り、サイト単位、W3C 形式でログを記録するのが非常に一般的です。
ログファイル
この設定を行うと %SYSTEMDRIVE%\inetpub\logs\LogFiles の下に、W3SVC[サイトID] という名前のフォルダが作成され、その中にログファイルが作成されます。
ログファイルの名前は、UTF-8 による記録の場合 u_exYYMMDD.log です。ANSI による記録では、 exYYMMDD.log です。
尚、ログの時間は UTC で記録されているので、ログの時間を見るときに注意が必要です。
例えば、日本の標準時間は UTC より9時間早いので、日本時間の2010年1月1日のお昼(12時)のアクセス状況をみたいときは、 u_ex100101.log の(12-9=3なので)3時のアクセスログを見ればよいのです。