ポリフィルとは?
HTML5 は主要なブラウザーの新しいバージョンで実装が進んできている新しいテクノロジーです。
最新のブラウザでも全て実装できている訳でも無いのですから、古いブラウザーでは当然ながら実装されていない機能、認識されない要素、属性などが多数あります。
古いブラウザーに欠けている部分、新しいブラウザーでも足りない機能の穴を埋めることを、ポリフィル (polyfill) という風に呼ばれています。
もともと、壁の穴を埋めるための有名な商品で Polyfilla (ポリフィラ) というのがあり、ブラウザの穴を埋めるという行為も名前からポリフィルという言葉を動詞として使ったということです。
ちなみに少し脱線ですが、こうした「商品名からの命名」として思い出すのは "Raid" (レイド) でしょうか。
Raid というのはアメリカで有名な殺虫剤で、日本で言えば「キンチョール」という感じになります。
その昔 (2000年頃まで)、マイクロソフト社内で利用されていたバグのトラッキングシステムは "Raid" という名前でした。
「虫 (バグ) を殺す (不具合を無くす) ためのツール」ということで、殺虫剤の名前を付けたのでしょうね。