デフォルトドキュメントの設定

デフォルトドキュメントとは?

特定のページではなく、ディレクトリに対して要求を行った場合に返されるドキュメントを デフォルトドキュメント と言います。

例えば、http://www.example.com/http://www.example.com/vdir/ を要求したときに、 それぞれ http://www.example.com/index.htmlhttp://www.example.com/vdir/default.aspx を返したい場合、 このときの index.htmldefault.aspx がデフォルトドキュメントです。

デフォルトドキュメントの設定

デフォルトドキュメントは、IIS マネージャの以下の場所で設定できます。

Default Document アイコンをダブルクリックすると、次のような画面になります。

上の図を見ていただくとわかるように、
デフォルトドキュメントが複数登録できることがわかります。

これはどいうことかというと、ディレクトリに対する要求を受け取った場合、
上から順にマッチするドキュメントを探し、
はじめに見つかったファイルを返すと言うことを意味しています。

このため、複数のファイルを指定できるのです。

ちなみに、正しいデフォルトドキュメントを上位に正しく配置するか、
または不要なエントリは消しておいたほうが、無駄なファイルの存在チェックをしなくて済むので良いでしょう。

補足: SEO の視点から

あなたの Web サイトで、トップページに戻るナビゲーション時に
http://www.example.com/ や http://www.example.com/index.html などが混ぜこぜになってはいませんか?

確かにどちらも、クリックすればトップページへ戻ることはできるでしょう。

しかし、検索エンジン (特にグーグル) はそれぞれを
別ページとして認識してしまうことになります。

そうすると、トップページに集まるページランクが減ってしまい、もったいないです。

同じページ、特にトップページやそれぞれのディレクトリのインデックスページに戻る場合には、
デフォルトドキュメントを正しく利用して、ディレクトリへナビゲートしましょう。

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